今回は長期優良住宅の耐震性の基準についてご説明させて頂きます。
まず重要となるのが耐震性の必須条件となる住宅性能表示制度の耐震等級2以上を満たす必要があることです。
住宅性能表示制度の詳しい内容については下記をご覧ください。
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/seido/info.html
耐震等級1については、建築基準法の基準値をクリアするレベルの耐震性を意味しています。
これについては、木造軸組工法の住宅であれば4分割法によって壁量計算をして壁量が基準値に達しているか、耐力壁のX方向、Y方向のバランスが良いか等を見ていきます。
さらに、耐震等級2以上を満たす為には壁量、耐力壁の配置、床倍率、接合部、横架材、基礎など様々な基準によって構造計算していく必要があります。
住宅性能表示制度の耐震等級2については、耐震等級1の1.25倍、耐震等級3については耐震等級1の1.5倍の基準を満たす事でクリアする事が出来ます。
倍率が1.25倍や1.5倍になったからと言って必ずしも、耐震にかかる費用が同じ倍率だけ高くなる訳ではないので注意が必要です。
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