今回は、住宅の断熱性能等級4を取得する為の外皮計算についてご説明させて頂きます。
外皮計算とは、UA値(外皮平均熱貫流率)、ηA値(冷房期の平均日射取得率)を算出する計算のことです。
UA値とは、『住宅の内部と外部でどの程度熱の出入りを防ぐ為の断熱措置等が行われているか』を表す指標となっており、内外の温度差が1度の壁や屋根、床、基礎等の部位の熱損失量の合計を外皮の面積の合計で除した値をいいます。
UA値の値が小さいほど、断熱性能が高いことを意味しています。
ηA値とは、『夏期にどの程度日射熱を住宅の内部で取得するか』を表す指標で、夏期における窓から直接入射する日射による熱と、窓以外から日射の影響で熱伝導率により侵入する熱を評価した指標です。
単位日射強度当たりの日射により建物内部で取得する熱量を冷房期間で平均し、外皮面積の合計で除した値となります。
ηA値が小さいほど、住宅が取得する夏期の日射熱取得量が少なく、日射遮蔽性能が高いことを意味しています。
外皮計算の詳細な計算方法については、次回ご説明させて頂きます。
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